出生前診断について思う事

2017年12月19日

『こうのどり』のドラマでも話題になりました 出生前診断。

これから ご出産なさる ママたちの間でも

話に上がるようになっていました。

さて、なぜこの話題を記させていただいたかというと・・。

今から12年前の今日。

先天性の心臓病を抱えた長男が生まれました

長男の病気がわかったのが妊娠30週目の定期検診の日でした。

それから詳しい検査を何度も重ね出産に至りました

こうのどりのドラマ内でもあったように
両家の家族会議が行われ

今後の方針を勝手に決めていたそうです
(私は切迫早産で入院中のため

この事実は実兄からの密告で知りました・・・)

今ほど、インターネットも進んでいなかったため、

情報も余りなく
子どもの命の選択をどうするか・・・

私とおなかの中の子どもの入院先は 

疾患がレアケースのため
小児循環器外科のある 

静岡こども病院へ入院していたため
主人とも余り話も出来ず・・・

悶々と続く1ヶ月でした

選択肢は二つ

①帝王切開にて子どもを計画的に出産し、すぐに子どもの手術をすぐに行う
②陣痛を待ち普通分娩で出産し、そのまま手術をせずに自然に死を受け入れる・・・

この二つでした。

しかし肝心の私の決断がくだらないまま36週になってしまいました

『普通分娩で生んで子どもの命を助けてください』

私の選択に先生たちも頭を抱え・・・
産婦人科の教授先生にも直談をしました

『万が一お正月に陣痛が起きたら、手術のメンバーが整わない可能性があることを了承ください』
との条件の下、普通分娩に踏み切りました。

12月19日 妊娠37週で陣痛が起こり無事自然分娩で出産できました。

子どもの状態は予想を遥に超える悪い状態で生まれため
手術も出来ず・・・3日後の12月21日にお空へかえっていきました

このような経緯から、
もし子どもに何かあった場合、

今後の予測が立てやすくするために
2人目、3人目は胎児エコー検査を密にしていただきました。

出生前診断を受ける前には必ず
ご夫婦での話し合いを重ねて下さいね。