東洋医学『血』とは。

2018年05月27日

「血」とは、東洋医学的に捉える場合、「けつ」と読みます。血液の血、ですね。基本的には西洋医学と同じ「血液」の意味ですが、東洋医学では血液の成分や循環作用も含んだ少し広い概念としてとらえられています。

 

「血」の不調には、血が不足する「血虚(けっきょ)」、血の循環が滞る「瘀血(おけつ)」(血瘀けつお とも言います)などがあります。

 

今日は血虚(けっきょ)の代表的な症状を挙げてみます

 

・顔色がわるい(血色が悪い)

・目がかすむ

・動悸がある

・爪がもろい

・筋肉がけいれんする・・・

 

前回のブログで「気」についてお話ししましたが、今回お話しする「血」はその気の働きと密接に関連して私たちの健康にかかわっています。

血は体内で作られて、全身の血管に送られますが、これらには気のエネルギーがとても大切なのです。血と気はお互いに力を出し合う関係なので、どちらか一方の機能が悪くなると、もう一方の機能にも悪影響を与えることになるのです。

 

さて、この血虚の状態を改善するのに効果があるツボのひとつが「血海(けっかい)」です。前回、気虚の時は「気海(きかい)」でした。名前がよく似ていますね。血海にお灸を続けると血を作る働きを高めてくれますのでぜひお試しください。

場所は、膝蓋骨(膝のお皿といわれる骨)の内側、上端の角から指幅3本上がったところです。

橿原吉祥寺鍼灸接骨院では、6月から美容鍼を始めます。お顔のキレイは身体の健康が欠かせません。問診時に体の状態をお伺いし、こうしたツボをセレクトして鍼やお灸でアプローチしていきます。期間限定で半額お試し期間を設けております。ぜひお問合せください。