東洋医学の基礎知識 ~脾(ひ)について~

2018年06月29日

今日は「脾(ひ)」についてです。

 

西洋医学でいう脾臓は老化した赤血球を除去したり、血小板を溜め込んだりする臓器であるため、東洋医学の脾(ひ)とは考え方がかなり異なってきます。

 

脾は、先日お話しした腎(じん)と比較して考えることができるのですが、

 

腎・・・親から受け継いでいる、先天的な生命力をたくわえている

脾・・・食べ物を摂ることで、後天的に生命力を補充する

 

簡単に言うとこんな感じで、腎は単独では生命力を発揮することはできないけれど、脾の働きと結びつくことによってその生命力が目覚めて活性化するのです。

 

 

例えると・・・・・

 

植物の種はそのままでは芽が出ないけれど、土に植えて水を与えることで芽を出し、生命活動が始まることによく似ています。

 

この場合、種にあたるのが腎、土や水にあたるのが脾、といえるでしょう。

 

五臓(腎・脾・肝・肺・心)は人体でお互いに関わり合いながらバランスを取っていることがこの二つでもわかりますね。

 

さて、この脾には気・血・水を生成し体内に巡らせるというとても大事な役割があります。

ですので、脾が不調をきたすと、当然、気・血・水の働きも不調となってしまいます。気・血・水はお互いにバランスを取りながら体内を巡ることで健康を保っています。

脾が不調となると当然この3つのバランスは崩れ、体調不良となってしまうのです。

 

 

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