西日本豪雨災害に寄せて ~鍼灸師としてできること~

2018年07月12日

中四国地方において甚大な被害となった豪雨から1週間が経ちました。

私は、今回被害の大きかった倉敷市真備町からほど近い総社市の出身です。総社市では豪雨の夜、冠水が原因とみられる工場爆発も起こり、浸水に加え窓ガラスが割れるなど二重の被害に遭っています。

倉敷市でも総社市でも今現在、たくさんの人が避難所での生活を余儀なくされている状況です。

 

日中は浸水して泥だらけの家を片付け、夜は避難所での慣れない生活を送っている方々は心身ともに疲労困憊のはずです。

鍼灸師の一人として、何かできることはないかと思わずにはいられません。

 

このような災害時に災害支援活動を行う鍼灸師のことを「災害支援鍼灸師」といい、講習を受けた鍼灸師が登録されています。

「災害支援鍼灸師」とは、都道府県鍼灸師会に登録されている鍼灸師であり、はり師・きゅう師として、被災者の心身の負担を軽減し、支えるよう努めるとともに、被災者が健康レベルを維持できるように、被災地・避難所で適切な医療やケアを提供する役割を担っています。

 

私はまだこの講習を受けていなかったので、今回の豪雨災害には鍼灸師として公的な支援はできませんが、この連休には帰省し、できることを手伝ってきます。

そして次回の講習を必ず受けて、災害支援鍼灸師に登録しようと思っています。

 

災害の少ない岡山、と言われてきただけに県民もショックが大きいのだと思います。みなさんも自分のところだけは大丈夫と思わず、いつ来るかわからない災害に今すぐ備えてください。