東洋医学の基礎知識 ~腎について~

2018年06月22日

東洋医学には体の内の様々な働きを、腎・脾・肝・肺・心という5つに当てはめる考え方があります。

この東洋医学でいう腎・脾・肝・肺・心は、西洋医学でいう腎臓、脾臓、肝臓、肺、心臓とは必ずしもイコールではないので、その点に注意して読んでみてください。

これら5つは五臓(ごぞう)と呼ばれ、この五臓は人体でお互いに関わり合いながらバランスを保っているのです。

 

これからのブログで、五臓の特徴をお伝えしたいと思います。

今日は「腎(じん)」についてです。

 

西洋医学でいう腎臓は排尿や体内に取り込まれた不要物のろ過などを担っている臓器ですね。東洋医学でいう腎にもそうした働きはありますが、もっと深く生命に直結する働きを持つとされています。

 

どういうことかというと、腎には、人間の成長や発育、生殖にかかわる様々な働きを生涯にわたって調整していく生命力のもとなのです。

 

子どものころから青年期にかけての成長や発育、生殖に関わり、腎の勢いが衰えると肉体も老いるとされています。例えば、乳幼児は髪の毛も少なく歯も生えていませんが、成長とともに生えそろうようになり、反対に加齢とともにこれらは抜けていきます。

これは、腎の勢いが増したり、衰えたりした結果なのです。

 

このほか、腎は性機能や排卵、月経などの生殖機能の周期的変化をつかさどったり、骨や歯、髪の成長や加齢による変化に関係しています。

 

ですので、腎が不調となるとこれらのことに影響が出るということなのです。

 

そしてもうひとつ、腎の大きな特徴として体内の水分(津液)の代謝機能に関わっている点が挙げられます。つまり、水腫(むくみ)やおしっこが出にくいなどの症状は腎の不調であると考えられるのです。

 

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