東洋医学『水(津液)』とは。

2018年06月7日

今日は東洋医学的に人の体をとらえたときに大切な要素となる「気・血・水」のうち、最後の水についてです。津液(津液)ともいいます。

 「水(津液)」は、体液など、体内に存在する血液以外の水分をさします。なぜ「津液」ともいうかというと、津液は「津」と「液」に分けることができて、津は体内を自由に巡るのに対して、液は関節内の滑液や細胞内の体液として特定の細胞内を巡るという違いがあるのですが、ざっくりと、東洋医学的に「水」といえば、生命を維持するために必要な水分のことで、臓器や関節の働きを滑らかにしたり、不要な成分を排出したりする作用があるものだと認識していただければよろしいかと思います。

 

 「水」の不調には、水が不足する「陰虚(いんきょ)」と言います。水虚じゃないの?と思われるかもしれませんが、水は陰の性質を持つため、こういう言い方をします。陰と陽、これについてはまたいずれお伝えしたいと思います。

次に水が過剰になった状態を「湿(しつ)」、「湿熱(しつねつ)」などといいます。

 

では「陰虚」の代表的な症状についてみていきましょう

・目や鼻、唇が乾燥している

・髪の毛がパサついている

・やせ型

・便秘がち

・声がかすれる・・・

 

水(津液)の量が不足することによって起こるので、上記のような症状が現れます。

過労や睡眠不足、ストレスなどは水(津液)を過剰に消耗するため、陰虚を引き起こす原因となりやすいのです。

体質改善を図るには過労などの過度の活動を控えて、夜は十分に睡眠をとることが大切です。

 

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