「気」が大切

2018年05月20日

「気」がつく言葉、いくつ思い出せますか?

元気、勇気、病は気から、気のせい、気が乗らない・・・などなど、けっこう使っている「気」という言葉。「気」って東洋医学的にもとても重要なんです。今日はそんな「気」についてお話しします。

「気」は、目に見えないけれど、人が生きていくための原動力で、成長や発育、代謝促進、体温の調節、排泄などの働きを持って体内をくまなく巡って機能しているものです。

その「気」が不足したり、巡りが悪くなったりすると体に不調が起こります。

「気」が不足することを「気虚(ききょ)」と言い、巡りが乱れたりしている場合は「気滞(きたい)」「気逆(きぎゃく)」などという状態となります。

 

気虚(ききょ)の代表的な症状としては、

 

・風邪をひきやすい

・冷えやすい

・やせている

・皮下出血しやすい

・気力がない

・胃もたれ、胃が重い・・・

 

などが挙げられます。気の量が不足していたり、気の働きが低下しているので体全体がパワー不足となってしまうのです。

そんな気虚の状態を改善するのに効果があるツボのひとつが「気海(きかい)」です。ここにお灸を続けると気の運行を促し、巡りを良くしてくれるのでぜひお試しください。

場所は、体の中心で、おへそから指幅2本分(指をくっつけてチョキを作る)下がったところです。